2016年4月11日

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受験期の子供部屋


こんにちは。気づけば4月半ば。桜が散ってすっかり季節は春本番ですね。

今年も花見ができなかった・・・(T_T)と、どうしても諦めきれずにバルコニーで焼肉しながら花見気分を味わいました。うん、結構満足(^-^)

 

桜が咲く少し前に始まった5人家族の家。先日の打ち合わせで子供部屋の話が出ました。

春先によく聞く悩み。受験期は家中が腫れ物に触るようにギスギスした雰囲気になるとか・・・。

今回のご家族はすでに高校受験を数年前に終えて、次は大学受験を迎えるとのこと。

高校受験の時、ちょっとした音でも「うるさい!!」と怒りを買うほどの状態だったということで、新居では小さくても子供部屋を作ってほしいとの要望。

我が家は3歳違いの小学生(男女)なので、受験期の過ごし方を想像の中で考えながら設計をしました。

その結果、男女同室。受験期にどうしても個室が欲しいと言うのであれば、和室や主寝室を受験の一年間だけ子供室として使う方向で考えました。

でも、今回のお施主様はすでに受験期を一度経験したからこそ、一人一部屋の子供部屋が欠かせないのだとか。

子育ての考え方は各家庭それぞれ違います。子供の性格や兄弟構成、兄弟仲でも異なってきますね。

だから子供部屋のカタチに正解はないのだと改めて感じました。

正解ではないかもしれない、それでも家づくりでこれから始まる暮らしを考え、悩んで悩んで出した答えはそれなりに納得して受け入れられるものになるんだと思います。

子供部屋という部屋にとらわれずに、柔軟な空間づくりで各家庭にあった子育て環境を提案することが設計者の使命ですね。。。と改めて思った出来事でした。

春の気持ちいい日の現地調査からスタートです。

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